「お父さん!釣りに行きたい!」そんな難題を突きつけられたお父さん!何を準備して、どこに行って、どうしたら良いのか?と途方に暮れていませんか?
この記事では、初心者の方でも釣りに行くイメージがつかめるよう、わかりやすくご紹介をするとともに、道具や場所の選び方、魚を釣る方法、釣りを楽しむ上での注意点、そして釣り場でのマナーまで、一気にお伝えします。
最後まで読んでいただければ、ご家族での楽しいフィッシングライフを充実させることができるはずです。
さぁ!一緒に釣りの世界へ出かけましょう!
釣りってどんな遊び?
釣りとは、道具(竿、糸、針など)を使って魚を捕獲するアウトドアの遊びです。
魚と言ってもさまざまな種類の魚を釣ることができますし、なんと言っても釣った魚は持ち帰っておいしく食べることができるのが魅力です。また魚を釣りあげるまでにいろいろな工夫をしたり、いざ釣りあげた時の興奮や魚がかかった時の引きに魅力を感じて釣りにハマる方も多いです。
最初に道具さえ揃えてしまえば、あとは堤防などで手軽に楽しめますので、ぜひ新たな趣味にしてみませんか?
初めての釣りはどこが良い?
釣りに行くと一言で言っても、さまざまな場所で釣りをすることができます。パッと思いつくのは海、川ですよね。また、湖や池も釣りの場として利用されます。
また海と言っても以下のようなさまざまな場所があります。
- 防波堤(漁港)
- 砂浜
- 磯場
- 釣り公園
もうこうなると、どこに行ったら良いかわからないですよね。
初心者の方におすすめなのは、釣り公園です。ただし、近くにないという所もありますので、なければ防波堤や砂浜がオススメです。
防波堤や砂浜は足場が良いため釣りがしやすく安全です。一方、磯場や川などは足場が悪く、またたどり着くまでに険しい場所もあるため、ファミリーフィシングには向いていません。
どうやって魚を釣るの?
「釣りって竿に糸と針をつけてエサをつければ釣れるでしょ!」
確かにその通りです。ただし、狙う魚によって釣り方が異なるため、適切な道具を用意する必要があります。
ここでは、初心者の方にオススメの釣り方を紹介します。
まず、釣り方には大きく分けて2種類の釣り方があります。
- ルアー(擬似餌)を使用する釣り方
- エサを使用する釣り方
釣りが初めての方には、ルアー(擬似餌)を使う釣り方よりも、エサを使用する釣り方の方が比較的簡単に釣れるため、オススメです。
「え〜っ!エサってなんか気持ち悪い虫とかを使うんでしょう!」って聞こえてきそうですが、安心してください。
今回は、虫のエサを使わずに行う「サビキ釣り」という方法を紹介します。
「サビキ釣りとは」
「サビキ」という擬似バリがいくつか連なっている仕掛けで、その上(または下)にエサを入れるカゴがついています。
釣り場では、そのカゴにエサを入れ、海中で竿を上下に動かすことでエサを拡散させ、魚を寄せ集めます。そして、この「サビキ」に魚が食いつき、釣りあげる方法です。
この釣り方は、遠くに飛ばす必要もなく、足元に落とすだけで魚が釣れるため、子供でも手軽に楽しむことができます。
また、エサも「気持ち悪い虫」ではなく、アミエビという小さなエビです。冷凍のものや、手を汚さずに使えるチューブタイプのものもありますので、初心者の方でも扱いやすいです。
釣りをするには何が必要?
まず、釣りをするのになくてはならないものは次の5つです。
- ロッド(竿)
- リール
- ライン(糸)
- 仕掛け(針)
- エサまたはルアー
これらの道具をまとめて「タックル」と呼んだりします。
初めてサビキ釣りをする場合は、まとめてセットになったものがオススメです。釣具店などでセットを購入すると良いでしょう。
その他、タックル以外に以下の道具もあると便利です。
- ハサミ
- フィッシュグリップ
- バケツ
- タオル
- クーラーボックス
- ライフジャケット
これらの道具は釣具屋やインターネットで購入することができますが、初心者の方はまず釣具屋へ行って店員さんに相談すると良いでしょう。「初めてです」と伝えれば、必要な道具を揃えてくれますよ。
これらの道具は釣りに行く日までにしっかりと準備をしておき、当日は餌だけを購入して行くのがベストです。
また、釣りに行く際の服装は動きやすく、汚れても良い服を選びましょう。天気が良い日などは帽子も着用しておくと良いですね。
いったいどんな魚が釣れるんだろう?
「釣り道具もなんとか揃えたけれど、そもそもどんな魚が釣れるんだろう?」
海や川にはたくさんの魚が生息しています。その中で釣ることができる魚(狙う魚)は仕掛けやエサ、ルアーによって違います。
ここでは、サビキ釣りで主に釣れる魚を紹介します。
- アジ
- イワシ
- サバ
- カワハギ
- マダイ
- スズメダイ
- フグ
これらの他にもさまざまな魚が釣れますが、特にこれらの魚がよく釣れます。
時期によっては小さいサイズしか釣れないこともありますが、アジなどは複数匹釣れることもありますので、持ち帰って「アジの南蛮漬け」にしたりして食べるとおいしいですよ。
マナーや安全を守って気持ちく釣りをしよう!
釣り場にはさまざまな人が釣りに訪れます。また、漁港などはそこで仕事をしている漁師さんもいます。みんなが気持ちよく楽しく釣りをするためには、守るべきルールやマナーがありますので、以下に紹介します。
- 釣り場を綺麗に!
あたりまえの事ですが、出したゴミは持ち帰りましょう。
周辺のゴミ拾いもするとgood!
また、使った餌などで周辺が汚れることがあるため、海水で洗い流しましょう。
- 釣り禁止区域に入らない!
漁港などにはそこで釣りをすると危険などの理由で釣りが禁止されている場合があります。釣りを始めたばかりの場合、禁止区域だと知らずに釣りをしていて注意をされることもあるかもしれません。
釣り場を選ぶ際は、釣りをして良い場所なのか確認してから出かけるようにしましょう。
釣りを始めたばかりだとわからないと思いますので、釣具屋の店員さんに聞いたり、地域ごとの釣り場ガイド本で調べるという方法もあります。駐車場やトイレの有無も載っている本もありますので、一冊持っておくことをオススメします。
- 無理な割り込みはやめよう!
釣り場では基本的に先に釣りをしている人が優先されます。狭いスペースに無理に割り込んで、隣の釣り人とあまりにも近い状態になったりすると、糸がからまったりトラブルになることがありますので、少しスペースをあけてポイントに入るようにしましょう。
ルールやマナーに加えて、安全に楽しく釣りをするために注意すべきことも紹介します。
- 釣り針に注意!
魚を釣るための釣り針は鋭く、かかった魚が外れないようにカエシがついています。万が一、針が身体に深く刺さってしまった場合は、無理に抜かずに医療機関を受診するのが最善です。
- 投げる際は周囲に注意!
釣りの方法によっては、仕掛けを遠くまで投げる必要があることもあります。その際は、周囲の人に針が刺さらないように、必ず周りを確認してから投げるようにしましょう。
- 毒魚に注意!
海にはさまざまな生物がいます。何が釣れるかわからないのも釣りの醍醐味ですが、なかには毒を持っている魚が釣れることもあります。わからない魚が釣れた場合は、むやみに触らずにフィッシュグリップなどで掴むようにしましょう。また、食べることで食中毒を引き起こす可能性がある魚もいますので、わからない魚は食べないようにしましょう。
まとめ
- 初心者の方は釣り公園や防波堤での釣りがオススメ!
- まずは「サビキ釣り」をやってみよう!
- サビキ釣りセットとその他必要な道具を揃えよう!
- マナーや安全を守って釣りを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
釣りを始めるには道具を揃えたり、場所を調べたりと少し大変な面もあります。
ですが、魚が釣れた時の嬉しさは忘れられないですし、釣れた魚を調理するのも美味しさが倍増すること間違いなしです。
さぁ!今すぐ釣りに出かけてみませんか?
自然を思いっきり体感できる趣味ですので、ご家族と一緒に釣りをすればきっと良い思い出になりますよ。